英検1級からの英語ペラペラ道

50代で英検1級に合格。でもまだまだこれから。DMEメソッド取り組み中

英検1級二次試験~本番の記憶 (2)

前トピックに続いて英検1級二次試験面接 (合格) の記録です。

4) スピーチ

スピーチ開始の段階で論点は1つしか思いつけていませんでしたが話し始めるしかありません。報道は過剰であるという立場で、まずは公人でも一般人と同様にプライバシーを保つ権利があること。離婚や結婚など、いかにメディアが過剰に報道しているかの具体例を説明。

2つ目の論点。メディアが過剰に報道するのは市民がそれだけ関心を持っていて…。と話し始めて、まだこの時これをどう展開できるか必死で考えていました。メディアが過剰に報道するのはなぜか…、そうだ!お金!メディアは市民が高い関心を持っているので、報道すれば儲けになるとわかっていて過剰に報道する!だからひどく誇張したり、場合によっては虚偽の情報だって流すこともある…。

In conclusion, for those reasons, I believe... そこまで言ったあたりでアラームが鳴りました。最後まで言い通したか途中で止めたかはよく覚えていません。

5) Q&A

スピーチを必死で話し終えてかなり疲弊していましたが、集中を継続。質問は4つほど。報道の規制、現代の皇室のあり方、なぜ市民は皇室に関心を持つのか、皇室の役割について、など。どれも立派な内容や表現ではなかったと思いますが自分なりのスタンスで答えました。1つ質問が聞き取れませんでしたが聞き直してどうにか把握しました。

6) まとめ

2つ目の論点を準備時間中に思いつけなかった時点でほぼ失敗。一か八かの状況に陥ってしまいました。話しながらたまたま展開できたのは運が良かったから。もしも思いつけていなかったら不合格だったでしょう。一方で、話しながらでも1つの「お金」という切り口を思い出せたのは、論点出し練習をして、よくある切り口の引き出しを自分の中に蓄積していたからかとも思います。

結果的には悪くない点数で合格できました。ですが、明らかにわかっていることは、合格しても自分の英語力はまだまだだということです。英検1級という1つのマイルストーンに到達し、今は少し落ち着いて自分の課題を考えられるようになりました。引き続き本当の英語の使い手を目指して精進したいと思います。