英語学習ノートにGoogle Document
私はこれまで英語学習のノートは手書きが中心でした。いつでもパッと開いて書き込めるし、パラパラとめくって見直しができる簡単さ。それに自分の手で書いた文字は、より脳への刺激が鮮明…(な気が…)。
ですが英検1級の作文対策を始めた頃からPCでのノートも併用しています。200ワードほどの作文を毎回手書きで、しかも訂正しながら書くのは手間がかかるし、後から見直そうとしても読みづらい。
PCで入力すれば訂正が簡単だしワードカウントもすぐに計算できる。パラパラと見直しがしたければ印刷してノートのようにすればいい。そう思ってGoogle Documentで書き始めました。
Google Documentを使って驚いたのが、文章校閲の賢さです。タイポはもちろんのこと、単数や複数の間違い、前置詞の間違い、それも、文法的に正しいかだけでなく文脈に沿った修正候補を提案してくれることもあり、感心してしまいました。
今はDMEのレッスンで言いにくかった文を拾ってPCでメモしていますが、イギリス英語であるDMEのテキストを打ち込むと、私のGoogle Documentはアメリカ英語で設定しているので、綴りや前置詞をアメリカ英語ならこう、というコメントと一緒に修正候補を出してくれるので、アメリカ英語とイギリス英語の区別がよくわかっていない私にとってはとても助かります。
普段仕事ではWordを使っているけれどこんなに賢かったかな?あまり意識していなかっただけかもしれませんが、Google Documentでは英語の入力が本当に捗るので助かっています。
完全に手書きを卒業できるかというと、もともと手書きが好きなのでやはり併用していくことになるかもしれませんが、まとまった量があるときには効率を上げるためにもPCでの入力を積極的に取り入れることを考えたいと思います。
英検1級二次試験~本番の記憶 (2)
前トピックに続いて英検1級二次試験面接 (合格) の記録です。
4) スピーチ
スピーチ開始の段階で論点は1つしか思いつけていませんでしたが話し始めるしかありません。報道は過剰であるという立場で、まずは公人でも一般人と同様にプライバシーを保つ権利があること。離婚や結婚など、いかにメディアが過剰に報道しているかの具体例を説明。
2つ目の論点。メディアが過剰に報道するのは市民がそれだけ関心を持っていて…。と話し始めて、まだこの時これをどう展開できるか必死で考えていました。メディアが過剰に報道するのはなぜか…、そうだ!お金!メディアは市民が高い関心を持っているので、報道すれば儲けになるとわかっていて過剰に報道する!だからひどく誇張したり、場合によっては虚偽の情報だって流すこともある…。
In conclusion, for those reasons, I believe... そこまで言ったあたりでアラームが鳴りました。最後まで言い通したか途中で止めたかはよく覚えていません。
5) Q&A
スピーチを必死で話し終えてかなり疲弊していましたが、集中を継続。質問は4つほど。報道の規制、現代の皇室のあり方、なぜ市民は皇室に関心を持つのか、皇室の役割について、など。どれも立派な内容や表現ではなかったと思いますが自分なりのスタンスで答えました。1つ質問が聞き取れませんでしたが聞き直してどうにか把握しました。
6) まとめ
2つ目の論点を準備時間中に思いつけなかった時点でほぼ失敗。一か八かの状況に陥ってしまいました。話しながらたまたま展開できたのは運が良かったから。もしも思いつけていなかったら不合格だったでしょう。一方で、話しながらでも1つの「お金」という切り口を思い出せたのは、論点出し練習をして、よくある切り口の引き出しを自分の中に蓄積していたからかとも思います。
結果的には悪くない点数で合格できました。ですが、明らかにわかっていることは、合格しても自分の英語力はまだまだだということです。英検1級という1つのマイルストーンに到達し、今は少し落ち着いて自分の課題を考えられるようになりました。引き続き本当の英語の使い手を目指して精進したいと思います。
英検1級二次試験~本番の記憶 (1)
英検1級二次試験の面接 (合格) を受けてから約1カ月が経ちました。そのときの緊張や興奮は感覚としてはまだ鮮明ですが、内容については急速に忘れつつあります…。今のうちに記録しておきたいと思います。
1) 入室
部屋に入ると2名の大柄な (大きく見えた) 白人男性がいて、まずそれだけで面食らって緊張。前回はネイティブスピーカーの女性と日本人女性の面接官で、今回も同じような人たちを勝手に想像していました。「声が聞こえますか」と聞かれ、今思うとマスク越しである上に面接官とこちらの物理的距離がけっこうあり、よく聞こえているとは言い難い状況。それなのに笑顔で「よく聞こえます」と答えてしまって後で後悔しました。
2) ショートトーク
簡単な自己紹介をした後に余暇のことを聞かれ「料理」と回答。Best dishは何かと聞かれ、即座に思いつかず、「とにかくシンプルで、野菜をたくさん使う料理で…」と口ごもって言っていると「シンプルなのがベストということだね」と1人の面接官が助け舟を出してくれたのが嬉しく、力強く「そのとおりです!」と応答。ネイティブスピーカー2名の面接官に最初は圧迫感を感じていましたが、この瞬間に少し緊張がほぐれました。
3) トピック選び
トピックカードに並んだ5つのテーマを見たとき、どれも自分に馴染みのないものだと思って目の前が真っ暗になってしまいました。テーマを選ぶのに想定以上の時間がかかり、準備時間が終わった時点で論点を1つしか思いつけていない状況に。ここで緊張が最高潮になりました。
選んだテーマはLoyal Familyに関する報道が過剰かどうかといったもの。後から考えれば、馴染みのないテーマなどではなかったのです。有名人のプライバシーのトピックについては練習していたし、対象やテーマの表現が少し変わっただけ。それなのにトピック選びの段階ではそこに思い至らず苦しんでしまいました。
長くなったので続きは次のトピックにて。
MP3音声をスマホで語学学習用に再生する
これまでの学習では、テキストに音声が付属しているときには専用アプリで聴けることが多かったのですが、今取り組んでいる「速読速聴・英単語」シリーズやDMEではMP3ファイルをダウンロードして自分で再生する方式になっています (DMEはアプリがありますが不便なので除外)。
最初はiPhoneに入れてMusicアプリで聞いていましたが、細かく巻き戻したり再生速度を変えたい語学学習にはどうにも使い勝手がよくないです。
試行錯誤した結果、以下の方法を取ることにしました (iOSの場合)。
1) オーディオブックとして設定してBookアプリで聞く
iTunesで属性をミュージックからオーディオブックに変更して同期すると、iPhoneのMusicではなくBookに入ります。Bookアプリでは再生速度の変更ができるので、これで随分と語学学習向けになります。速度だけ調整して連続再生するときにはこれで十分です。散歩の最中に聞き流すときなどはこちらの方法で。
2) 語学学習向けリピートアプリを使う
集中して精聴するときには何度も同じところを繰り返したり、細切れに巻き戻したりしたい場面が多くあります。これについてはBookアプリでは大まかな巻き戻しと早送りしかできないので不十分です。
いくつかの無料アプリを試し、けっきょく私は有料の「リスタノ」に落ち着きそうです。操作に慣れるまでは少しもたつきましたが、慣れるととても効率的にリピートやトラックの移動ができます。
これまであまり力を入れていなかった精聴ですが今はとても必要性を感じていて、これからしっかりやっていこうと思っています。このアプリをお供にがんばりたいと思います。
4月の英語学習プラン
英検後の短期目標設定が終わり、これをベースに4月の学習プランを立てました。
直近のターゲットはTOEIC LRということにしたのですが、TOEIC対策だけでなく、向上に時間のかかりそうな発音とスピーキングについては並行してやっていきます。
■平日: 1日2時間
- ELSA Speakアプリ 10分
昨年夏から使っている発音練習アプリ。このアプリでチェックすることで自分の傾向や課題がわかり、苦手な点を少しずつつぶしてくることができました。非常に優秀で便利なアプリです。開始時のELSA総合スコアは74%、現在は79%。まだまだ向上させたいので、これからも毎日少しずつ取り組みます。 - DMEレッスン 25分 (1レッスン)
2月下旬に始めてほぼ毎日2レッスン受けていましたが、どうしても他の学習時間を圧迫してしまうため、平日は1レッスンにします。1レッスンを大事にしていきたいと思います。 - DME予習復習 25分
レッスンが無駄にならないようしっかりやっていきます。 - TOEIC対策/総合学習 60分
当面は「TOEIC TEST速読速聴・英単語 STANDARD 1800」を中心にやっていきます。試験対策の教材はこれまで「正解できるかどうか」を基準に進めることが多かったですが、精聴精読でじっくりやっていきたいと思います。正解できていても正確に聞けていないところ、理解があやふやなところがけっこうあります。音読やシャドーイングも入れて音声を活用します。
■土日祝日: 1日3時間
土日祝日はDMEを2レッスンにし、ライティング練習も追加します。
英検1級合格後の長期目標と短期目標 (資格)
今年の3月に英検1級に合格し、あらためて自分の英語の目標を整理してみました。
■長期目標
自由自在に英語を読み、聞き、書き、話せるようになる。英語を通じて自分を解き放ち、表現できるくらいの英語の使い手になる。
■現状
- 英語教材レベルの英語は読めたり聞き取れるものが多いが本場のニュースや映画は難しい。
- インプットも難易度が上がると理解するのに時間がかかる。
- 表現したいことに対して書けたり話せる英語の引き出しが少ない (ワンパターンで稚拙)
- 口頭でのアウトプットが遅い。たどたどしい。
- 英語らしい発声と発音ができていない。
■短期目標
短期の目標は、やはり分かりやすく取り組みやすい資格をベースに考えることにしました。これからそれぞれ3カ月程度準備して受験します。今年達成できればベストですが未達の場合は引き続き取り組みます。
- TOEIC LR 990 (2008年 940) ~ 2022年7月受験
- TOEIC SW 360 (未受験) ~ 2022年11月受験
- VERSANT 58 (2020年 43) ~ 2022年12月受験
英検1級の合格が分かってから少しぼんやりと過ごしていましたが、整理できてすっきりしました。
DME Stage 3終了
DMEのStage 3が終了しました。文法関連のレッスンをスキップしていることもあり、ちまたで聞く他の学習者の人たちよりは短期間で終了しているようです。
Stage 3もまだ中学英語レベルですが、Stage 1と2に引き続きフルセンテンスで即答しなければならないという点では難しい文章もあり、十分にやりがいがありました。
Stage 3で言いにくかった文:
- Is it as warm at night as during the day?
- No, it isn't as warm at night as during the day. It's cooler.
As ~ as はこれまでほとんど自力で発話したことがなく、またduring the dayが自分の引き出しになく苦戦。
- Is it a good idea to go for a walk in the fresh air before going to bed in the evening?
- Yes, it's a good idea to go for a walk in the fresh air before going to bed in the evening.
長くなるとリテンションがきかなくなり何度も言い直しました。できるだけ情景をイメージしながら言うようにしました。
- Is the air better in the city than in the country?
- No, the air isn't better in the city than in the country. It's worse.
Thanの前後にin~が入ると頭が混乱。意味的な区切りを意識して落ち着いて言うようにしました。
このほか、Great Britainにはどのカントリーがあるか、The United Kingdomにはどのカントリーがあるかを聞く質問がありました。恥ずかしながらイギリスのカントリーとは何か、Great BritainとThe United Kingdomの違いが何かについてわかっていませんでした…。DMEはヨーロッパ発のメソッドなので、ヨーロッパの国や都市についての文章が時々登場して興味深いです。